アコースティックギターのメンテナンスについて

アコーステックギター

アコースティックギターのメンテナンスについて

アコースティックギターはネックが反ってしまうなど本格的なトラブルが起こった場合、リペアに修理を任せた方が確実です。修理が必要な異変に早く気がつけるように、点検の方法や日常でできるメンテナンスを知っておきましょう。

ギターを弾いたらすぐに綺麗にしよう

汗や手の脂、あかなど体から出てくる成分はギターを汚してしまう原因になります。ネックの方は汚れに比較的強いですが、ボディや指板の汚れを放置するとすぐにギターは変質してしまうので注意しましょう。

汗を吸ってから乾くことを繰り返す間に、ひび割れてしまうこともあります。また、小さな傷に汚れが染み込んで塗装がひび割れてしまうことも多いです。そのためギターを弾いた後はすぐに拭き掃除をしましょう。

普段は乾拭きだけで大丈夫ですが、できるだけ専用のクロスを使うことをおすすめします。汚れがひどくなるまで放置していた場合は、楽器店で取り扱っているポリッシュを使いましょう。入念に拭くことを心がけるだけで、ギターのトラブルをかなり防ぐことが可能です。

ギターペグとナットの修理の仕方について

数ヶ月に一度はアコースティックギターの手入れを行いましょう。特にギターのペグは金属パーツなので、錆びてしまうことがあります。定期的に金属用のクリーナーで磨くと安心です。

ギター用のパーツクリーナーがない場合は、シンバル用のクリーナーを使うこともできます。ペグは掃除以外に行えるメンテナンスはほとんどないので注意しましょう。

ペグのネジ類を回してしまうと、リペアで交換するしか修理できなくなってしまうこともあります。次にナットは交換ができるように接着しているので、弦を交換する時にはずれてしまうことがあります。

開放弦の鳴りに影響が出るパーツなので、ナットがあった溝とナットの底を綺麗にしてから接着剤でとめると修理可能です。

リペアに持っていくのが確実なトラブルについて

ヘッドの方からブリッジを見るか、ブリッジからヘッドを見るとネックが反っているか確認することができます。ネットの反り方には弦のテンションが原因で引っ張られることで反ってしまう順反りと、反対の逆反りがあるので覚えておきましょう。

少しの反りならばトラスロッドを使うことによって修理することが可能ですが、反りが大きくなってしまうと専門家でも修理が難しいです。ネックが反っているのを確認したり、音がビビっている場合はすぐにショップに持っていきましょう。

また弦のテンションが一番強くかかるのはブリッジの部分です。長期間強いテンションがかかっていると、ブリッジがはがれることもあるので注意しましょう。自分で対処できないと思ったら、状態がひどくなる前にリペアショップを利用するのが確実です。

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