いきなり弾いてみたいと思い立ったり、以前、少し触ったことがあってお気に入りのアコースティックギターを手に入れたいと思っていたり、きっかけは様々です。ところがいざ欲しいと思っても、どこのブランドが良いのかわからないこともあるでしょう。
アコースティックギターと言えばマーティン!
アメリカのマーティン社が製造しているアコースティックギターが、本物のギターとさえ言われるほど、最もスタンダードなブランドがマーティンなんです。
ギター通からすると、過去のギターとは異なるなどの指摘も受けますが、少なくとも最新モデルを比較する限り、今でもマーティンのギターがギターのスタンダードに変わりはありません。
特に柔らかな音が特色で、小脇に抱えて弦をジャランと弾けばボディの振動が腹部から心地よく響いてきます。
そんなマーティン社の中でもスタンダードモデルがD28と呼ばれるモデルで、趣味でギターを弾くというならこれを持っていれば一生使うことが出来る実力を持っています。
奥に深いギターの世界ですから、さらに上級のD45などを弾いてみるとこれまた欲しくなってしまいますが、百万円以上するものもあります。
良い意味でマーティンの真逆の存在がギブソン
マーティンが柔らかな音だとすれば、野太い音が特徴なのがギブソンです。どちらが良いということではなく、どちらの音が好みなのかということになります。一般的に男性が弾き語りを行う時、ギブソンの方が相性が良いとも言われます。
ロック調な音楽をピックでガンガン弾きたい時にもオススメ出来るギターと言えます。
定番はJ45モデルです。指板と呼ばれる板の幅が広いので、女性や手の小さな男性では少し苦労するかも知れません。ある意味、その辺の無骨さがマーティンとは異なるギブソンらしさでもあるのです。
特に低音弦の腹にズシリと響く野縁さは、アコースティックギター好きなギタリストから長く愛されています。マーティンも良いですが、ギブソンにもまた多くの魅力があります。
国産ギターも負けていません
国産ギターの中で有名なのは、ヤマハ、タカミネ、ヤイリギターなどでしょう。和製フォークソングを弾くならヤマハの音色は昭和の香りを感じさせます。タカミネもヤマハ同様に国産ギターとして多くのファンがいるギターブランドです。
ヤマハの場合、3万円ほどの初心者向けギターであっても、それなりにギターとして十分な性能を誇ります。
先にあげたマーティンやギブソンでは20万円以上するモデルが主流ですが、国産ギターはそれよりもずっとリーズナブルな価格で高品質なギターを提供しています。
国産、海外を問わず、高価なギターには多くの魅力があるのも事実ですが、初心者の場合は、ヤマハやタカミネあたりのリーズナブルなモデルから弾いてみると良いでしょう。