アコースティックギターの弦の張り替え方

アコーステックギター

良いサウンドを得るためには良いギターを使うのが大事ですが、弦の状態も重要です。弦が錆びていると音の質も変わってくるだけでなく、チューニングも狂いやすくなります。

そのため、いつでも良い状態のギターが弾けるように弦の張り替え方を知っておきましょう。

参考:違いを知れば、自分に合ったギター弦を見つけられる

弦を張り替える前にチェックしておくこと

アコースティックギターの場合4弦から6弦はヘッド正面から向かって左に、1弦から3弦は右に位置していることが多いです。ペグと各弦の位置や回す方向も決まっているため張替えの際に間違えないように確認しておきましょう。

4弦から6弦は正面から確認して反時計回りに、1弦から3弦は時計周りという巻き方になっているのが特徴です。ペグと弦の位置を適当にしたり、ペグを余らせてしまうような張り方をしてしまうとギターヘッドに負担がかかってしまうため注意しましょう。

チューニングも変わりやすくなってしまいます。弦をペグから外す前にヘッド正面と弦の位置をメモしておくと、初めての張替えでも安心です。

参考:アコースティックギターの弦交換で知っておくこと

弦をペグに巻く際の注意点について

弦を張り替える際は6弦から1弦どの弦にも共通していえることですが、まず新しい弦をブリッジに差し込みます。この時、弦と一緒にブリッジピンも差し込んでから軽くひっぱり弦に遊びがないか確認しておくとよいです。

次に弦をペグに通してから、どこから巻いていくか位置を目測で決定します。弦は少し余裕を持たせておいたほうが良いですが、持たせ過ぎてしまうと弦が余ってしまうので気をつけましょう。

その後、弦をペグに通してから反対方向へ回して折り目をつけておくと、ペグを回しやすくなります。ペグを回して弦を巻いていく際は、ストリングワインダーなどを使うと早く作業できます。

ペグを巻いている間も弦が詰まった状態で巻けているか、確認しながら行いましょう。

細い弦の張り方と張替えのタイミング

1弦や2弦はプレーン弦であるため滑りやすくなっています。そのため、単純に巻くだけではチューニングが狂いやすくなることがあるので注意しましょう。弦を巻いた後に余っている弦をもう片方の弦に通して、ひっかけると2重にロックすることが可能です。

また、弦をペグに巻く回数は3回から4回が一般的ですが、1弦や2弦の細い弦を巻く場合は5回程度巻いてもよいです。このような点に注意して弦の交換を行いましょう。

人によってギターを弾く時間には違いがあるため交換のタイミングはまちまちですが、人の脂や汗によって弦が錆びているなと思ったら早めに交換するのが大事です。

どのタイミングで交換すればいいか分からない場合は、蛍光灯の下などで定期的に弦の錆びをチェックしましょう。

弦の交換手順は、動画で見ればより分かりやすいため、ユーチューブなどの動画を参考にしてみてください。

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